教会の参拝の仕方
熱田教会内写真
教会への参拝
人は生きていく中で、さまざまな問題に出合い、時にはこれからどう生きていけばよいのか、その方向さえも見失ってしまうことがあります。
金光教の教会では、そうした悩み事や願い事の相談をいつでも受け付けています。
教師は守秘義務を厳守します
教会に参って相談を願えば、教師はその内容を神様に祈り、その人の問題や状況に応じて、助かりの道をわかりやすくお話しします。相談された内容は守秘義務を厳守しますので、他所へ漏れることはありません。
入信・脱退に関わる規則や拘束(特別な献金や修行の義務)はありません
金光教では入信・脱退に関わる規則や拘束、
例えば入会、脱退に関わる金銭の徴収、物品購入のような金銭的な義務、日常生活を離れた修行などを課すことはありません。
神様へのお供えも、個人の自発性に基づきます。
祈りの作法
神前と霊前での基本的な作法
神様を拝む時、特にこうしなければならないというきまりはありませんが、多くの信奉者の方が取り組んでいるあり方を紹介します。
(1)神前、霊前に向かい一礼します。
(2)四拍手をします。※1
(3)心中祈念
祈りは神様、御霊様との「対話」です。心の中のありのままの思いを伝えましよう。※2
(4)再び四拍手をします。
(5)最後に一礼します。
※1 参拝時の柏手(かしわで)は、四拍手(しはくしゅ)【4回】です。
拍手は、神を拝む際に、手の平を打ち合わせる拝礼作法ですが、金光教では、「拍手によって、神は扉を開いて、その祈りを聞き届ける」という伝承が残っています。教祖は、神を拝むには心を向けることが大切で、拍手もむやみに大きな音をたてなくてもよいと伝えています。
金光教では、「四」の数字を忌む一般の風習を戒め、「四」に「よかれ」「しあわせ」の意味を込める教祖のおしえ、精神に基づいて拍手を4回と定めています。
※2 (3)の祈念の際、定められた祈りの言葉を唱えることもできます。
天地書附(てんちかきつけ)
これは、神命により、金光教の教祖が、参拝者の方々に、拝む目当てとして授けたものです。
その内容には「生神金光大神の取次をとおして天地金乃神様に一心に願いなさい。おかげは和賀心にあります。今月今日で頼みなさい」と、私たちが信心して助かるためのあり方、金光教の信心の本質が端的に示されています。
金光教の本部及び教会の広前(参拝者の参り場所)には、この天地書附を掲げています。
一心に願
→ 疑いを離れて祈る、心全部で本気で祈る
おかげは和賀心にあり
→ おかげ(神の助け、加護、恩恵)は自身の心(和らぎ喜ぶ心)にある
今月今日でたのめい
→ きょう、この日、この時に祈る、日に日に祈る
取次を頂く
取次の頂き方
あなたはどのような願い事があってお参りになられましたか?ここでは結界で取次を頂く作法をご案内します。
(1)結界に進み、一礼します。
(2)お供えをされる場合は、前の盆の上に差 し出します。
(3)自己紹介をして、参拝の理由や願い事を申し上げます。
(4)取次者(教師)からお言葉や、御神米を頂きます。
(5)一礼して、退きます。
お供えはあなた自身の思いです 思いのままにお供えください
入会金、年会費等の金銭的義務は一切ありません。
参拝される方は、「お礼」や「お願い」、さまざまな祈りをもって神様へのお供えをされますが、
お供えの基本は、「神様にお供えさせていただきたい」という心が第一です。
ですから、金銭や物品の有無、多少は問いません。
さまざまな教会活動に参画する上での簡単な参加費、教内新聞や刊行物を購入する際の購読費等は存在します。強制ではありません。すべて任意です。
神様へのお礼や、諸祭の際のお供えは「奉」「御献備」「御初穂」と記し、氏名・年齢を書きます。
御神米(ごしんまい)について
取次を願うと、御神米を頂くことがあります。御神米は、天地の恵みを表すものであり、その恩恵を忘れることのないようにとの願いが込められています。
信奉者は拝む目当てにしたり、祈りを込めて食べたり、身につけたりします。
※御神米はお米をていねいに洗って乾燥したものです。そのまま食べることができます。
金光教HPより