2021年8月 月報「あつた」

大変遅くなりましたが、先月の月報を載せます。

東京オリンピック2020
教会長


何はともあれ開催されたオリンピック。ここは一つ、喜んで応援している立場に立って書きたいと思います。


まずはアスリートたちのここまでの努力、精進、そして本番での奮闘に頭が下がります。またアスリートのインタビューがすばらしい。みな口々に感謝の言葉を語っています。まず「ここまで支えてくださった方々へお礼…」、そして「オリンピックを開催してくださってありがとう」と語り、「大会を運営する関係者の方々へお礼…」という言葉が際立った。これまでのオリンピックとは異なるここまでの苦労が、周りの人たちの支えやはたらきに目を向けさせ、アスリートたちに強く気づかせたに違いありません。


特に「大会を運営する人たち」というのは、ふつうは縁の下の力持ちで、表には出ない人たちなのですが、これは無観客のおかげでしょう、運営する陰の力がよく目に映ったのでしょう。

そして、「恩返し」という言葉もよく聞かれました。「メダルを取ることで、支えてくださった方々に恩返しができればと思ってがんばった」と語るアスリートが目立ちました。

私は体操競技が好きで、一所懸命見守りました。男子団体の三連覇がかかるなか、過去の二連覇の立役者内村氏が、「もう私の出る幕はない。若い人たちがしっかりやっている」と言って、本人は種目別の鉄棒だけに絞りました。

あるテレビの特集で、体操団体の選手選考の経緯を特集していました。私はこの特集を見るまで、内村氏が抜けた今回の団体戦には、あまり期待していませんでした。しかしこの特集番組を見て、これは意外と強いチームができたのではないかと、がぜん期待が大きくなりました。というのは、この選手選考がなかなかに熾烈だったこと、そして選考されるまでに、それぞれが逆境を経験したと知ったからです。


大切な選考会で大失敗をしてがけっぷちに追い込まれた選手、選考会で大怪我をしてオリンピックに間に合わないかも知れないということになった選手、ぎりぎりで技の難易度を上げないと選ばれないという危機に陥った選手、というように、それぞれが逆境を乗り越えて選考されたというのです。


私は、「こういう逆境を乗り越えてきたメンバーが集まったチームは強いぞ」と期待を大きくして応援しました。結果はわずかの差で銀メダルだったのですが、それはライバルの国の選手がみな大きなミスをせず演技したことと、日本の四人のメンバー全員が一所懸命演技した結果で、とても素晴らしい勝負でした。


おそらくオリンピックに出られた人も出られなかった人も、アスリートはみなこうしたなかを「東京2020」を目指して必死に努力してきたにちがいありません。一年の延期も、悲しんだ人もあり前向きに取り組んで喜んだ人もあったでしょう。こうした厳しい状況を乗り越えて出場しているアスリートたちに、ただただ賞賛の拍手を送りたいのです。





チャレンジ!
鈴木 輝夫
 

七月二十三日、オリンピックが開幕した。毎日、熱戦、感動の場面ばかりで、私を含め家族総出で応援している。

 

私がオリンピックを観て勇気をもらった一人に、新競技スケートボード女子ストリートで見事金メダルを獲得した西矢椛(にしやもみじ)選手がいる。椛選手は十三才で金メダルをとって、日本人の最年少記録を塗り替えたことでも有名になった。

 

私がなぜ彼女に勇気をもらったかというと、

①あきらめないで果敢にチャレンジしていく姿勢、

②笑顔で終始楽しんでいるところだ。

 

ミスをして後がなくなった状況でも、ミスを恐れず果敢に挑戦して、みごと技が成功して、金メダルを獲得した。スケートボードが楽しいんだなってテレビ越しにも伝わってくるような笑顔。すごく輝いて見えた。

 

彼女の演技を見終えて、「さっ!俺もがんばろっ!」って思えた。私みたいに彼女から元気をもらった人がたくさんいると思う。私も彼女のように、私の行動で誰かに元気を与えられるようになれたらいいなと思った。

最近、私には欲しいものがある。それは井戸。なんか意外なものが出てきたと思う人がほとんどだと思うが、今は井戸が欲しい。なぜ井戸か?それは、災害時に絶対に役に立つと思うからだ。

私は二月に名古屋市の災害ボランティアコーディネーター養成講座を受講して、防災に一段と関心を持った。そこで、必ず起こると言われている大規模災害に備えて、いったい私は何ができるだろうと改めて考えさせられた。

ハザードマップを見たときに、教会の近所は地盤もよく、津波の心配もないことを改めて確認できたので、災害発生後の復旧、復興のために何か今のうちにできないかと考えている。自分だけが助かっても意味がない。地域の人と一緒に助け合って助からないと意味がない。人のため、地域のために何ができるかということだ。

そこで思いついたのが井戸である。災害発生後、しばらくは電気、ガス、水道が止まることは、周知のとおりだ。そのとき井戸があれば、大きな救いとなる。井戸を地域の広場に作ることで、みんなが使うことができ、みんなで助け合うことができるのではと考えた。

学区内には、小学校や企業に井戸があるけれど、そこにはみんな殺到するだろう。だから町内という狭いコミュニティで対策を打っておくべきだと思ったので、教会から見える地域の広場に作れないかと考えた。この地域の広場は、熱田教会でも秋のチャリティイベントの会場として使わせていただいている。理想的な場所だ。

私個人として、地域のために何ができるか、お役に立てるかと考え行動している。その一つとして、私のチャレンジが始まったのだ。このチャレンジが今後の私にどんな影響を与えてくれるだろうか。一つの行動が未来につながっていく。今、私はワクワクしている。しかし、このチャレンジは、いくつかのハードルを越えなければならない。お楽しみに。

金光教熱田教会

どなたさまもご自由にご遠慮なく、ご参拝くださいませ。宗教、宗派は一切問いません。金銭、入会金、悪徳な勧誘などは一切行いません。 なんでも話をお聞きしますので、小さな悩みなどある方は思い切って打ち明けてみませんか? 元気と笑顔溢れる熱田教会に是非来てみてください!

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